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10223_ポップ能力 限界突破 必殺技:アワ・オ・ドーリ 神羅万象チョコでは 10223_ポップ/コメント 10223_ポップ 天界 10223 ポップ (ぽっぷ) 勢力・陣形 タイプ コスト 基本技 天界三宝陣 力 3 ランダムに敵を行動不能にする【効果時間2.50秒】 能力 初期ステ Lv 0 HP 370 攻 255 防 255 速 120 5 407 267 267 121 10 444 280 280 122 15 20 518 306 306 1241段階突破 20 突破後HP 突破後攻 突破後防 突破後速 25 615 358 358 126 30 35 40 2段階突破 40 突破後HP 突破後攻 突破後防 突破後速 45 50 55 60 3段階突破 60 突破後HP 突破後攻 突破後防 突破後速 65 70 75 80 4段階突破 80 突破後HP 突破後攻 突破後防 突破後速 85 90 95 100 このページの先頭へ 限界突破 限界突破 Lv上限 コスト HP 攻 防 1段階 40 4 + + +2段階 60 5 + + +3段階 80 6 + + +4段階 100 7 + + + 必殺技:アワ・オ・ドーリ 効 果 技Lv 効果時間 敵全体を行動不能にする 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 1.60秒 1.70秒 1.75秒 1.85秒 1.95秒 2.00秒 2.10秒 2.15秒 2.25秒 2.40秒 技ランク 補 足 N・改(コスト3) スクショがあれば貼る 編集 この技の説明 / この技の威力一覧 / この技を持つカードの一覧 このページの先頭へ 神羅万象チョコでは 天地神明の章 第2弾のNカード(天地 045)として登場。 バルダ・ダンスタンに懐いている聖獣。 シャボン玉のような泡を振り撒き、常に陽気に踊っている。 フロンティア 実装日:2014年7月7日 フロンティア+ 実装日:- このページの先頭へ 10223_ポップ/コメント た、たまぁ・・・ - 名無しさん 2014-07-30 21 52 33 名前 ステータス/技威力等の追加掲載依頼は以下↓↓にご記入ください コメントの最初に、カード名として【 [[10223_ポップ]] 】を入力(【 】内をコピペ)してください (ステータス掲載用コメントは全カードで共有します。カード名を入れないと、どのカードのステータスか判りません)。 Lv20 HP952 功624 防528 速124 - 10214_武神将ヘルマティオ 2015-02-02 18 11 01 名前 このページの先頭へ
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公式Q&A/ポップンミュージック5 公式Q&A/ポップンミュージック5 概要 Q&A一覧 第1回 1:1~5の中で、皆さんのお気に入りのキャラは誰ですか? 2:赤城さんへ:変身ポーズを教えてくださいv 3:ポップン5のチャレンジコースの一枚絵、HP上では見られないのですか?81点のスマイルに会いたいのですが~~っ。 4:いやあハイテンションは最高ですね、リサかわいいし、ノリノリですもん、そこでお願いです、ポップン6でもだしてください、 もちろんハイテンションリミックスて゛お願いしますいやあ、リミックスいいですね、今後とも期待してますよ。 5:ヒロシ、トオル、アカギの髪は何で固めてるんですか。(笑) 6:アニメヒーロー系はいつも豪華な歌手陣ですが、これからも(あったら)豪華な人は出たりしますか? 7:MZDの、後ろの影・・・女のヒトっぽい神のオプションがいますよね?!オプションが増えたんですか???すっごくすっごくMZDファンとして気になります!!! 8:あとMZDの奥さんってどんなヒトですか???実は一番気になっていたりします。 9:自作のDJセット、すっごくカッコよくてとってもイカスです―――――!!!MZD、ポップンキャラの中で一番好きです!!!5で復活してくれてっとっても嬉しいです!!!悪っちさパワーアップ!!! 10:secret-5さん、6になったら名前はどうするんですか?また「secret-S」に戻すんですか? 11:スギくんとレオくんの年齢を今度こそ教えて! 12:ヴォーカルベスト2#?、発売おめでとうございます♪…って、私は未だに買えてませんが。売ってないんです(泣)カントンのロングの為だけに買おうかな、と。 13:ケビン君のお供をしているのって誰ですか?(名前) 14:キャラクターを作っている時に気をつけていることやタブーってありますか? 15:何故ラウンジは潰れたのですか・・? 16:製作者さんならではのポップンクイズとかあったら教えてくださいっ!といてみたいです!!私も作ってみました~解いてくださりますか・・・・?Q1アッシュ 純真 プリティQ2スマイル プリティQ3リンリン ヘンリー スギ☆くん共通点は何でしょうか?と、いうクイズなのですけど・・・・ 17:『ポップンのアーティストさんや、キャラクターデザイナーさんに、ファンレターをかきたい!!』 っていうときは、どうすればいいんですか?CDを買うと中にアンケート葉書がありますよね。あそこにメッセージを書くのはどうですか? 18:ポップン5には出てないけど、ポップン6(でますよね?)に登場させてほしいキャラがいるんですが、そういうリクエストは受け付けてないんですか? 19:ポップンの公式ページで前作やっていたポッパーズラウンジの5バージョンもやっていただけないでしょうか?あの、ジュディちゃん達が、キャラに直接インタビューしてくれる企画がすごく好きだったので、ぜひ今回、5のキャラクターも、キャラクター本人に直接インタビューしていただけませんでしょうか。 キャラクターの個性的な口調や性格がすごく楽しかったんです。 どうかよろしくお願いします! 20:ポップンの「ビジュアルブック」みたいなファンブックを書籍で発売していただけないでしょうか。確かに公式ページでは、ステキな情報がいろいろ公開されているし、ファンのみんなにとても親切なサイトさんでとても嬉しいのですが、書店を探してもポップンの本って全然なくて、インターネットができない環境のファンの方にはすごく寂しいと思うんです。私のようにインターネットができる環境にあっても、パソコンをつけずに気軽に見れるファンブックのような本があったらすごく嬉しいです。せっかくの魅力的なキャラクターですから、個人的には攻略というよりも、キャラのデータやイラストや設定が満載のビジュアルブックがあったらいいなと思ってるんです。 私以外にもキャラクターのファンのポッパーはたくさんいると思います。絶対売れると思うので、どうか作っていただけないでしょうか。どうか、ご検討していただきたく存じます。 21:スギ君は何故イギリス(違ってたらすいません)へ行っていたのですか?留学ですか?CDが売れたからですか? 22:ポップンミュージック5、曲もキャラクターも共に大いに楽しませて頂いております☆今回、疑問・質問・クエスチョンを公式に募集して下さるとの事で、これを機会に 私の睡眠時間をゴリゴリ削って止まないポップンの気になる事象の数々を解決し、 タイマー君並のお肌のハリとツヤを取り戻すきっかけとなれば…と思い、筆をとった次第です。 23:Mr.KKの『お掃除(裏)』の報酬の振込先は一体どこ? 24:つのがキュートなタマコっちですが、負けポーズ(パンチラ)の時に食しているカップラーメンは何味ですか?又、銘柄は? 25:サイバーの本名は教えて頂けないですか? 26:チラリ☆と覗くお腹がセクシーなマコト兄さん。弟と全然似てませんが、本当に兄弟ですか?(笑) 27:何故『レッスン』の難易度数が『33』でないのでしょう?(笑) 28:コミックソングのEX曲で、「カブキチョウ」なんてのはいかがでしょう。曲名ですか?『陳皮羅兄弟』。(笑) 29:サイバー君やパル君との兄弟仲(?)を教えてください。 30:カレンの日常生活を教えて下さい。 31:いつも面白い曲をありがとうございます。いまは「天麩羅兄弟」が好きです。 32:ビーマニ戦隊ポップン5と敵対している悪の組織とその首領のお名前は? 33:P.S. ボーカルベスト2聞きながらこのメール書きました( ^^;) 34:まだまだ難しい曲はできないので、5ラインモードはすごく助かります。9ラインでできない曲も楽しめるので・・。 35:ポップンミュージック5のほたるちゃんのぼうし(?)のかたちが しりたいのですが・・・。どのような形になっているのでしょうか? 36:スタッフの皆様も、どうか風邪などひかれぬ ようご慈愛下さい。それでは。 37:素敵なゲームを有り難うございます!これからも頑張ってください!! バージョン別 関連リンク 概要 ポップンミュージックシリーズの公式Q&Aで、過去に取り上げられた質問を記載。 ここではポップンミュージック5公式に掲載の質問内容となる。 本wikiでは公式ページに掲載された回答の文章をそのまま枠内に記載。 ただし、後に回答内容とは異なった変化が生じた場合に、補足として枠外に記載。 Q&A一覧 第1回 1:1~5の中で、皆さんのお気に入りのキャラは誰ですか? 村井聖夜 ぴえ&ぢる。 shio ミミニャミです。後ろ姿はどうなってるんでしょうなぁ。 TAMA シブさの光る、グラッパ いぬ千代 1人に絞るならディーノくん。(本当はみんな)3でサイバーやアッシュの動きの元にしたのもディーノくん好き故です。 RYO pop nmusic5のさなえちゃんです。 P-CAT 難しいのにゃ。どのキャラクターもお気に入りだけど…。強いて言うのならマリィ、ジュディー、アヤの3人かニャ。 secret-5 ポップンステージの没キャラのマーメード。あとポップン2のヘビメタの人。 2:赤城さんへ:変身ポーズを教えてくださいv RYO GOODの時のアニメの動きです。 P-CAT 赤城隆之を使用キャラクターに選んで、グッド判定を出した時の動きだにゃ。5人一緒にあの動きをするのにゃ! 3:ポップン5のチャレンジコースの一枚絵、HP上では見られないのですか?81点のスマイルに会いたいのですが~~っ。 HKSP#? CS版でこういった閲覧機能とかつくとうれしいですよね? RYO チャレンジモードのお楽しみグラフィックはチャレンジモードを遊んでくれた方への御褒美です。頑張って見てみてあげて下さいね。 4:いやあハイテンションは最高ですね、リサかわいいし、ノリノリですもん、そこでお願いです、ポップン6でもだしてください、 もちろんハイテンションリミックスて゛お願いしますいやあ、リミックスいいですね、今後とも期待してますよ。 村井聖夜 チーム員へぎょ~む連絡♪リミックスのマルチトラックあるけど、隠しで入れる?どうする?(笑) 後にハイテンションはロングバージョンで、2001REMIXがボーカルベスト2に収録された。さらにこのREMIX版を元にした韓国語ボーカルのバージョンが、ハイ-テン・Kミックスという形でゲームプレイ可能な曲としてポップンミュージック9で収録された。 5:ヒロシ、トオル、アカギの髪は何で固めてるんですか。(笑) P-CAT 考えた事無かったのにゃ!ああいうもんだとばっかり思ってたのにゃ。ホントはどうなのRYOディレクター? RYO アレが彼等の基本の髪型です。整髪剤等は特に使っていません。…寝癖? 6:アニメヒーロー系はいつも豪華な歌手陣ですが、これからも(あったら)豪華な人は出たりしますか? secret-5 できたら本物のアニメソングを入れてみたいですね。 派生作品であるポップンミュージック アニメロおよび2号でアニメソングは収録されているが、本家でも次作のポップンミュージック6で収録が実現した。例としては、ポップン7の宇宙戦艦ヤマトやポップン8の宇宙刑事ギャバンではオリジナル版と同じ人が歌っている。 7:MZDの、後ろの影・・・女のヒトっぽい神のオプションがいますよね?!オプションが増えたんですか???すっごくすっごくMZDファンとして気になります!!! RYO 増えたというより元々存在していたが今回初めてみなさんの前に姿をあらわしました。 P-CAT 基本はセクシーねーちゃんだということにゃ!…答えになってないにゃ? 後に?というキャラクター名が付けられた。 8:あとMZDの奥さんってどんなヒトですか???実は一番気になっていたりします。 RYO 私の口からはとても言えません。ただ、MZDの言動から察するに…なんでもないです! 9:自作のDJセット、すっごくカッコよくてとってもイカスです―――――!!!MZD、ポップンキャラの中で一番好きです!!!5で復活してくれてっとっても嬉しいです!!!悪っちさパワーアップ!!! RYO カッコイイですよね!あれ。ただフェーダーとかはどこにあるんだろう? P-CAT フェーダーは下書きには描いてあったけど、思いっきりMZDにかぶってたので使わなかったのにゃ。 10:secret-5さん、6になったら名前はどうするんですか?また「secret-S」に戻すんですか? secret-5 secret-6にでもしようかな。 11:スギくんとレオくんの年齢を今度こそ教えて! secret-5 37歳。独身。・・・ってことで勘弁してください。 12:ヴォーカルベスト2#?、発売おめでとうございます♪…って、私は未だに買えてませんが。売ってないんです(泣)カントンのロングの為だけに買おうかな、と。 RYO Vocal Best 2いい出来ですよね。私もドライブ中、通 勤途中に聞いていまよ。もしまだ手にとっていない方で興味のある方は是非どうぞ! P-CAT 防音室5にヴォーカルベスト2発売記念に絵をかいたのにゃ。みてにゃ。 13:ケビン君のお供をしているのって誰ですか?(名前) RYO 俺も知りたい…。いぬ千代教えて。とくに鳥の方。 いぬ千代 は?え?!…犬の方はクワトロ。鳥の方はウーノ。なんてどうでしょう?劇中の役名なので本名は不明です。 14:キャラクターを作っている時に気をつけていることやタブーってありますか? P-CAT 担当曲に合ってるかどうか?みなさんの要望に合っているかどうか?が一番かにゃ~?法則やタブーってのは感覚的にはいっぱいあるけど、口で説明するのは難しいにゃ。画面は出来るだけ見やすくてゲーム内容を反映したものをって思って描いてるにゃ。 shio アーケードゲームなので3メートル離れてても判別できるような色使いやポイントをつけたりするようにしています。でも飾りつけすぎるとポップンらしさが失われちゃうので、全体的にはふつうっぽくするというのを目標にしています。シンプルな個性の強さと、近くに住んでそうなお友達っぽさのバランスが一番難しいですねー。日々精進ナリ。 いぬ千代 激しく今風にならないこと。激しく昔風にならないこと。愛情を持ってそのキャラの「らしさ」を見い出してから描くこと。MZD氏のあのキャラの基本体型を壊さないこと。最低限この4つは常に心掛けます。特に最後のは重要。じっくり見てみると幾つも法則性みたいなものが見当たるんです。どう頑張ってもデザイナーの個性が出るので、そこだけはふまえるようにいつも自分に言い聞かせています。 15:何故ラウンジは潰れたのですか・・? いぬ千代 潰れたわけでは無いですよ(笑)Popper s loungeというコーナーはポップン3ホームページのユーザー参加企画として立ち上げたものだったのですが、 4の発売に食い込んでしまった為、受付けの有無に関係無く4のキャラへの質問メールがとても沢山届いていたんですよ。 それを無駄にしたら申し訳ないということで、4のキャラ全員分の質問も受付けてから終わろうねという事が決まっていたのです。 16:製作者さんならではのポップンクイズとかあったら教えてくださいっ!といてみたいです!!私も作ってみました~解いてくださりますか・・・・?Q1アッシュ 純真 プリティQ2スマイル プリティQ3リンリン ヘンリー スギ☆くん共通点は何でしょうか?と、いうクイズなのですけど・・・・ RYO 確かにポップンミュージッククイズ企画というのも面白いかも知れませんね。ただ、あまりにコア過ぎて誰も解けないものが出来上がりそうですけど…。Q1の答え …う~ん、なんでしょう?わからないですね。Q2の答え これは簡単。手に人形を持っているって事でしょうか?ちなみにスマイルの持っているのは、ダイキャスト製のギャンブラーZです。Q3の答え これは3人とも動物を飼っているってことでしょうか?ヘンリーの載ってるライオンのシンバルは実はロボットですけどね。さて、答え合わせ。Q2とQ3は正解。Q1の答えは…「皆ジャンルにフォークがついている」ですか!わからなかったな…。 あれ?プリティの担当曲にフォークがついているものってありましたっけ? 実はポップンミュージック4に収録された当時のニューフォークは、担当キャラが代理としてプリティとなっていた。従ってQ1の答えも、担当曲のジャンル名に「フォーク」が付くで正解である。 17:『ポップンのアーティストさんや、キャラクターデザイナーさんに、ファンレターをかきたい!!』 っていうときは、どうすればいいんですか?CDを買うと中にアンケート葉書がありますよね。あそこにメッセージを書くのはどうですか? いぬ千代 詳しい回答はRYOディレクターがきっと答えてくれているのでそちらの通 りにお願いします。今までも小中学生のファンのみなさんから とってもかわいいお手紙を頂きました。「お返事ください」という文字を見る度にお返事することが出来なくて本当に胸が痛むのですが、1通1通拝見しています。嬉しいです!どうもありがとうございます。みんな夢や希望にキラキラしていますね。他のスタッフもみなさんの声に支えられて、場合によっては気合いを入れてもらって頑張っているのでこれからも応援お願いします! RYO am-info@konami.com にEメールでお送りください。ちゃんと全部見ていますよ。ただし、スタッフから直接返事を出す事は出来ませんので、ご了承くださいね。 P-CAT 前に「いぬ千代先生、ポップンキャット先生へ」って宛名のお手紙が届いたのにゃ。ウレシハズカシだったのにゃ。でもP-CATのPはポップンのPじゃないんにゃよ。 18:ポップン5には出てないけど、ポップン6(でますよね?)に登場させてほしいキャラがいるんですが、そういうリクエストは受け付けてないんですか? shio みんなのあったかいファンコールが再登場を可能にする……かもーかもー(天麩羅ボイスで) 19:ポップンの公式ページで前作やっていたポッパーズラウンジの5バージョンもやっていただけないでしょうか?あの、ジュディちゃん達が、キャラに直接インタビューしてくれる企画がすごく好きだったので、ぜひ今回、5のキャラクターも、キャラクター本人に直接インタビューしていただけませんでしょうか。 キャラクターの個性的な口調や性格がすごく楽しかったんです。 どうかよろしくお願いします! いぬ千代 ありがたいメッセージありがとうございます。本当にあのコーナーは人気がありましたね。各キャラのコメントは生みの親や関係者の協力の元、カタチになって行くのでかなり労力が必要なんですよ。shioさんとP-CATさんのキャラは直接原稿にしてもらったりもしていた位 で。開発業務最優先の中でホームページ担当者以外に手間を掛けさせてしまうとゲームの方に支障をきたしてしまうので、今後また別の形でこういったみなさんとの交流を含めた面白コーナーが出来ると良いですよね。 20:ポップンの「ビジュアルブック」みたいなファンブックを書籍で発売していただけないでしょうか。確かに公式ページでは、ステキな情報がいろいろ公開されているし、ファンのみんなにとても親切なサイトさんでとても嬉しいのですが、書店を探してもポップンの本って全然なくて、インターネットができない環境のファンの方にはすごく寂しいと思うんです。私のようにインターネットができる環境にあっても、パソコンをつけずに気軽に見れるファンブックのような本があったらすごく嬉しいです。せっかくの魅力的なキャラクターですから、個人的には攻略というよりも、キャラのデータやイラストや設定が満載のビジュアルブックがあったらいいなと思ってるんです。 私以外にもキャラクターのファンのポッパーはたくさんいると思います。絶対売れると思うので、どうか作っていただけないでしょうか。どうか、ご検討していただきたく存じます。 shio 個人的にはキャラクターはゲーム内で曲といっしょにお楽しみ下さい、といった気持ちなのですが、むしろ私はIIDXのイラスト集がほしいなぁー。 いぬ千代 デザイナーの間だけでも「設定資料本あったら便利だね」なんていう話は良く出ますがね。(笑) ポップンミュージック6でも同様の質問があったが、約半年後にポップンミュージック キャラクタービジュアルガイドが発売となった。 21:スギ君は何故イギリス(違ってたらすいません)へ行っていたのですか?留学ですか?CDが売れたからですか? secret-5#? 空手の選手権。 22:ポップンミュージック5、曲もキャラクターも共に大いに楽しませて頂いております☆今回、疑問・質問・クエスチョンを公式に募集して下さるとの事で、これを機会に 私の睡眠時間をゴリゴリ削って止まないポップンの気になる事象の数々を解決し、 タイマー君並のお肌のハリとツヤを取り戻すきっかけとなれば…と思い、筆をとった次第です。 P-CAT つやつや、すべすべになれるといいにゃね。 Ryo というか、ちゃんと睡眠時間はとってくださいよ?ポップンが原因で体調がおかしくなったと言われたらスタッフ全員悲しみますからね。 23:Mr.KKの『お掃除(裏)』の報酬の振込先は一体どこ? shio スイス銀行西新宿支店まで、手数料はそちら持ちでよろしく! ゴ●ゴ13ネタか。 24:つのがキュートなタマコっちですが、負けポーズ(パンチラ)の時に食しているカップラーメンは何味ですか?又、銘柄は? shio イケ☆麺 しょうゆ味~濃厚な骨髄エキスが味の決めて 25:サイバーの本名は教えて頂けないですか? いぬ千代 ヒーローは本名と素顔を知られちゃいけないらしいです。知られちゃうと最終回らしいです。あまり追求するとボクがこのように苦し紛れになってしまうらしいです。 26:チラリ☆と覗くお腹がセクシーなマコト兄さん。弟と全然似てませんが、本当に兄弟ですか?(笑) いぬ千代 全く似ていない兄弟は案外多いものなのですよ。うちも兄弟なのですが、全然似ていないと親族の間で大評判。 兄はダンボールに入れられて川を流れて居たと言われ、ボクは土手でヘビに襲われているところを拾われたのだと脅かされて、2人ともそれを信じていましたっけ…(※実話です)はふ~ん。 27:何故『レッスン』の難易度数が『33』でないのでしょう?(笑) Ryo なぜでしょうね…って語呂合わせで難易度つけてもしょうがないじゃないですか(笑) TAMA それはJ-RAPの難易度が283ではないからです。 28:コミックソングのEX曲で、「カブキチョウ」なんてのはいかがでしょう。曲名ですか?『陳皮羅兄弟』。(笑) HKSP#? 任侠物ですか…、面白そうですね。新ジャンルとしてサウンドさんに期待しましょう。 shio 村井さん、secret-5さん、待ってます(笑)。 secret-5#? 陳皮羅かあ、あの頃は若かった・・・。 村井聖夜 さ、さすがにそれは、我々の通勤に困難を来す事態になるかもしれない…(汗) 29:サイバー君やパル君との兄弟仲(?)を教えてください。 いぬ千代 面倒見が良いので仲は良いでしょうね。 30:カレンの日常生活を教えて下さい。 いぬ千代 早朝4時半起床。廊下と境内の周りを掃除。6時には朝食の支度。7時から朝食と片付け。夕方4時まで巫女の修行。(とってもハード。滝にだって打たれちゃう!)動物達とつかの間の休息時間を満喫。夕方4時から夕食の支度。夕方5時に夕食と片付け。夕方6時にまた修行。夜7時におフロ。(ゴエモン風呂らしぞ!)夜9時 就寝。沢山寝てますカレンさん…。 31:いつも面白い曲をありがとうございます。いまは「天麩羅兄弟」が好きです。 secret-5#? いつのまにかピエールとジルのことを天麩羅兄弟と呼んでいることに気付きました。違和感ないのが謎です。 32:ビーマニ戦隊ポップン5と敵対している悪の組織とその首領のお名前は? RYO ポップン5秘密大百科その2をおたのしみに! いぬ千代 楽しみですねー。 P-CAT う!ちょっと、まってて、欲しいと、思うにゃ! 33:P.S. ボーカルベスト2聞きながらこのメール書きました( ^^;) いぬ千代 すばらしい!そしてボクもボーカルベスト2を聞きながらこの文章を書きました。 34:まだまだ難しい曲はできないので、5ラインモードはすごく助かります。9ラインでできない曲も楽しめるので・・。 secret-5#? 5ラインモードは始めてポップンを始める方におすすめです。上級者の方も、9ラインとは違った叩き心地が楽しめるので、是非やってみて下さいね。 35:ポップンミュージック5のほたるちゃんのぼうし(?)のかたちが しりたいのですが・・・。どのような形になっているのでしょうか? いぬ千代 おおきなツバがポイントのあの帽子。小さいけれどお見せいたしましょう。赤い花と白い花のコサージュと太めのリボンが付いています。 36:スタッフの皆様も、どうか風邪などひかれぬ ようご慈愛下さい。それでは。 secret-5#? ありがとうございます。自分はなんとか風邪はひかずに頑張ってますが、最近暖かくなってきたので花粉がちょっと辛いです。 いぬ千代 はい。去年は大風邪引いてしまったので今年は頑張ろうと思います! 37:素敵なゲームを有り難うございます!これからも頑張ってください!! RYO いつもいつもたくさんの感想、叱咤激励ありがとうございます。全てちゃんと読ませてもらっていますし良い意見は反映させて頂いております。 そういった意味ではファンのみなさんはPop n musicの育ての親なのかも知れませんね。これからも応援ヨロシクお願いいたします。 secret-5#? いつも応援ありがとうございます。 P-CAT ありがとにゃ! HKSP#? 声援ありがとうございます。 TAMA ありがとうございます.今後ともポップンミュージックをよろしくおねがいします. shio いつもあたたかい声援メールありがとうございます。それを励みに24時間がんばってます。みんなもがんばってくださいね(何かを)。 いぬ千代 こちらこそ、どうもありがとうございます!ポップンがファンのみなさんと共に増々前進して行くことをボクも期待していますので、 これからも応援宜しくお願いします。 バージョン別 公式Q&A/ポップンミュージック5 公式Q&A/ポップンミュージック6 公式Q&A/ポップンミュージック7#? 公式Q&A/ポップンミュージック8#? 公式Q&A/ポップンミュージック9#? 公式Q&A/ポップンミュージック10#? 公式Q&A/ポップンミュージック11#? 公式Q&A/ポップンミュージック12#? 公式Q&A/ポップンミュージック13#? 公式Q&A/ポップンミュージック14#? 公式Q&A/ポップンミュージック15#? 公式Q&A/ポップンミュージック16#? 公式Q&A/ポップンミュージック17#? 公式Q&A/ポップンミュージック18#? 公式Q&A/ポップンミュージック19#? 公式Q&A/ポップンミュージック20#? 公式Q&A/家庭用ポップン1~5#? 公式Q&A/家庭用ポップン6~10#? 公式Q&A/家庭用ポップン11~14#? 公式Q&A/システムなど 関連リンク その他関連#?
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前ページ次ページゼロの剣士 #1 ――ヴェストリの広場。 五つの外塔と中央の本塔からなる魔法学院の中で、火の塔と風の塔の間に位置するこの中庭は、一種異様な雰囲気に犯されていた。 昼下がりのこの時間、普段なら腹ごなしに学生達が遊ぶここは今、二人の人間のために存在している。 一人は金髪のキザったらしいメイジの少年、ギ―シュ・ド・グラモン。 もう一人は銀髪のキザったらしいルイズの使い魔、ヒュンケル。 遠巻きに見物する学生の一人が、遅れてやってきた友人に急かすように叫んだ。 「早く来い! 決闘が始まるぞ!」、と。 #2 事の起こりは半刻ほどさかのぼる。 教室の片付けをし終わった後、ヒュンケルは厨房で食事を取っていた。 メニューは栄養満点の、野菜を柔らかく煮込んだミルクスープ。 完璧に傷病人向けの流動食だったが、その味は食に関心の薄いヒュンケルさえ唸らせるほどのものだった。 料理長のマルト―は強面だが気のいい男で、ヒュンケルが礼代わりに何か手伝おうと言っても笑って取り合わなかった。 彼曰く、「けが人はよく食ってよく寝るのが仕事」ということらしい。 そこでヒュンケルは再度マルト―に礼を言い、午後の予定を聞くために食堂でルイズを探すことにしたのだが、どうにも様子がおかしかった。 探し人はフォークの先にクックベリーパイを刺したまま、あらぬ方向を睨んでいる。 視線の先には――メイドのシエスタ。 どういうわけか、彼女は目の前の金髪の少年に何度も頭を下げていた。 「どうしてくれるんだね? 君のおかげで二人のレディが傷ついてしまったじゃないか?」 「も、申し訳ありません! 私の気が回らないばっかりに……!」 朝に会った時は明るい笑顔を見せていたシエスタが、哀れなほど縮こまっていた。 ルイズに事情を聞いてみると、シエスタが拾った香水の小瓶が元で、ギ―シュという少年の二股がバレてしまい、責められているのだという。 頭を下げるシエスタの拳は恐怖のためか、悔しさのためか震えている。 ギ―シュの行いはただの八つ当たりにすぎなかったが、立場的にも実力的にも下の平民が逆らえるはずもなかった。 思えば、これが自分の所属していた場所――魔王軍の理念の典型なのかもしれない。 そう考えると、ヒュンケルの心持はいささか複雑になった。 そして―― 「ヒュ、ヒュンケル? なにする気?」 戸惑うルイズの声を背に、ヒュンケルはなおも頭を下げるシエスタへと歩み寄った。 さて、朝と昼の食事の礼はこれで足りるだろうかと考えながら。 #3 ――そして場面は戻り、ヴェストリの広場。 結局話は巡り巡って、ヒュンケルは今、剣を握っていた。 力を振りかざす者を力で抑えつけるとは本末転倒にも思えたが、 へそを曲げた貴族が「平民」のヒュンケルの言葉に耳を貸すわけもなく、どちらが初めに求めたか、決闘で白黒つけることに話は落ち着いた。 ギ―シュは格好の腹いせができると見込んで、ヒュンケルとは対照的に意気揚々と振る舞っている。 「諸君! 僕、ギ―シュ・ド・グラモンはこの平民に名誉を汚された! よって今、この広場にて決闘により勝負をつける!」 芝居がかったギ―シュの言葉に、取り巻きの学生たちが歓声をあげた。 男女の修羅場だろうが決闘だろうが、彼らにはどちらでもいいようだった。 肝要なのは刺激的であること。それに尽きる。 彼らは滅多に見れない暴力沙汰に興奮し、眼を輝かせていた。 色めき立つ観衆の中、ただルイズとシエスタだけが、青い顔をしてヒュンケルを見つめている。 『ヒュンケルさんやめて! メイジに逆らったら死んじゃうわ!』 『アンタまだ怪我も治ってないのよ! つまんない意地張ってないでギ―シュに謝って……!』 ルイズやシエスタが必死にそう言うのを振り払って、彼はこの決闘に臨んでいた。 心配してくれるルイズ達には悪いが、ヒュンケルはこの決闘をある意味ではちょうどいい機会だと捉えてもいた。 ルイズが馬鹿にされる原因の一つには、「平民」のヒュンケルを召喚したことが間違いなく含まれる。 平民はメイジより弱い。 だから恥だ。だから貴族には逆らえない。 ルイズやシエスタが抱えるそんな鬱屈を、少しでも取り除いてやりたかったのだ。 「心配するな。俺は不死身だ」 ヒュンケルはそう言うと、涙混じりのルイズの罵声を背に、魔剣を強く握りしめた。 すると奇妙なことに傷の痛みが引いて、体が軽くなった。 見れば、左手のルーンが輝きを放っている。 この不思議な力は、そこを起点にして流れてくるかのようだ。 (これは「使い魔」としての能力なのか?) ヒュンケルはそう疑問に思いつつ、敵と向かい合った。 脳内で、決闘の目的に「腕試し」の項目を付け加える。 ギ―シュは相変わらず芝居がかった姿勢を崩さず、余裕を見せていた。 「僕の二つ名は『青銅』。『青銅のギ―シュ』だ。 したがって青銅のゴーレム、ワルキューレが君の相手をするよ。 君はまあ、せいぜいその剣で頑張りたまえ」 言って薔薇の形をした杖を振ると、地面から剣を持った甲冑騎士が湧き出した。 ヒュンケルは授業で四系統魔法の基礎を聞いてはいたが、本格的なものを実際に見るのは初めてである。 繊細な造形をしたワルキューレに少し感心し、「見事だな」と呟いた。 ワルキューレはまるで、芸術家の作った工芸品のようだ。 しかし―― 「おほめにあずかり光栄だ、とでも言っておこう。では、覚悟はいいな? いけ、ワルキューレ!」 ギ―シュが命令すると、ワルキューレは猛烈な勢いでヒュンケルに突進した。 まともに直撃すれば、四肢の骨も砕けんばかりのスピード。 剣を振り上げる戦乙女の姿に観客は黄色い声を上げ、ルイズとシエスタは思わず目を瞑りかけ―― 「脆いな」 次の瞬間、言葉と共に剣を持ったワルキューレの腕が宙を舞っていた。 片腕をなくしたゴーレムを、ヒュンケルは木偶人形でも斬るようにそのまま両断してみせる。 「これは観賞用の人形か? 俺を倒したければ全力で来い」 そう言ったヒュンケルは、開始から今まで1メイルとして動いていなかった。 眼を疑うような早業に観客が静まり返る中、恐ろしくなめらかな切断面を晒した青銅が、ガシャンと音を立てた。 茫然としていたギ―シュはその音でハッと我に帰り、慌てて杖を振り上げる。 「お、おのれ、僕のワルキューレを!」 怒りにまなじりを上げたギ―シュは、目の前にいるのが無力な平民であるという認識を頭から拭いさった。 再び振るわれた杖からはらはらと花が落ち、新たに五体のワルキューレがそこから湧き出した。 「戦乙女が奏でる三重奏、しのぐことはできるかな!」 そう叫ぶとギ―シュは二体を手元に残し、三体のワルキューレでヒュンケルを攻めたてた。 直線的に攻めた先ほどとは違い、三体で円を描くようにヒュンケルに攻撃を仕掛ける。 これにはヒュンケルも防戦一方で、黙りこくっていた見物人たちも再び威勢を盛り返し始めた。 「さすがギ―シュ! 腐ってもメイジだ!」 「その平民のイケメン顔を台無しにしてやれ!」 時には同時に、時には時間差で、ワルキューレはヒュンケルに剣を振るった。 ヒュンケルは防ぐのに手いっぱいで、手も足も出せないでいる。 ……少なくともぱっと見は、そう見えた。 所詮は平民。貴族がちょっと本気を出せば敵わない。 ルイズやシエスタも含め、殆どの観客はそう考えた。 しかし、そこで誰かがぼそっと呟く。 彼は遊んでる、と小さな声で。 #4 「……なかなかしぶといね」 圧倒的優位と周囲に見られるのと裏腹に、ギ―シュは苛立っていた。 あらゆる角度から攻撃を仕掛けているのに、ヒュンケルはその全てを防いでいるのだ。 防戦一方に追い込んでいるといえば聞こえがいいが、髪の毛一本たりともヒュンケルの体は傷ついていない。 ヒュンケルはワルキューレの攻撃を時には受け、時にはそらし、あるいは微妙に重心をずらすだけでかわしていた、 観客の中には、ギ―シュご自慢のゴーレムなどそっちのけで、ヒュンケルの動きを注視する者も出始めている。 (このままでは僕の沽券にかかわるな) いい加減、じれったくなったギ―シュは、ついに護衛用のワルキューレまで前線に追いやった。 これで五対一。 さっきよりもさらに倍近くのワルキューレをヒュンケルは相手することになる。 ワルキューレは素早くヒュンケルを包囲すると、少しずつその輪を縮め始めた。 前方に二体。後方に一体。左右双方に一体。 逃げ場はない。 「多少はやるようだけど、これで終わりさ。せめてもの情けに、医務室へは僕が送ってやろう。 レビテーションも使えない、君の主人の代わりにね」 無言のヒュンケルを、ギ―シュと観客が嘲り笑う。 普段なら怒り狂うはずのルイズは、顔を青くしてヒュンケルを見つめるばかりだった。 そして…… 「行け、ワルキューレ! 奴を一気に叩きのめせ!!」 裂帛の気迫と共に叫んだギ―シュ。 しかし、次の瞬間にはその目は驚きに見開かれていた。 それもそのはず、今まで待ちの構えを崩さなかったヒュンケルが、突如として走り出していたのだ。 標的はもちろん、ワルキューレの錬成者であるギ―シュ自身。 ヒュンケルは四方から来るワルキューレのうち三体を無視し、正面の二体を瞬時に斬り伏せた。 すれ違ったと思ったら斬れていた。そんなスピードだ。 他のワルキューレはギ―シュの動揺がうつったのか突然の動きに対応できず、ヒュンケルの後方で互いに衝突している。 ヒュンケルはワルキューレを斬ったそのままの勢いでギ―シュに迫りくる――! 「今だ! 錬金!!」 間一髪、ギ―シュは杖を振り上げ、ヒュンケルの背後に新たなゴーレムを出現させた。 ギ―シュが錬成できるのは七体のワルキューレ。 これが最後に残しておいたとびっきりの一体だ。 もはや、ギ―シュに余裕はない。 「斬り捨てろワルキューレ!」 ワルキューレは完璧なタイミングで不意をつき、ヒュンケルに背後から斬りつけた。 ヒュンケルの体は剣を受けて真っ二つに割れると、跡形もなく消えうせ――消えうせ? 「残像だ」 「ひぃッ!」 思わず悲鳴を上げたギ―シュのすぐ後ろ、涼しい顔をしてヒュンケルが立っていた。 慌てて振り返った刹那、ヒュンケルの手元が閃き、ギ―シュの薔薇を模した杖の花弁が全て斬り落とされた。 はらはらと花が落ち、ギ―シュとヒュンケルの間に赤い線が引かれる。 その瞬間、ギ―シュの目には点々と落ちた薔薇の一線が、彼我の越え難い実力を示しているように映った。 あるいは、ワルキューレを十体出せたってこの男には敵わないのかもしれないとギ―シュは悟った。 「こ、降参だ。僕の負けを認めるよ。杖を失っては何もできない。 まさか、『ゼロ』の使い魔に負けるとはね……」 言い終えると力が抜けてしまったのか、ギ―シュはその場にへたりこんだ。 ヒュンケルと、彼に走り寄って来た「ご主人様」を、思い出したかのように歓声が包み込んだ。 #5 ――ところかわって中央の塔。 四つの瞳がこの戦いを見つめていた。 トリステイン魔法学院の長であるオールド・オスマンと、『炎蛇』の二つ名を取るコルベール教師である。 オスマンは鏡に映った広場の映像を消すと、興奮した面持ちのコルベールに向き合った。 彼の手元には「始祖プリミルの使い魔達」という年代物の書物が握られている。 「あの剣の冴え、彼こそまさにガンダ―ルヴに相違ありません! まさかこの目で伝説の使い魔を見れるとは……!」 大発見とばかりに息巻くコルベールとは対照的に、 オールド・オスマンは普段の様子からは信じられぬほど険しい表情で黙考していた。 興奮していたコルベールもオスマンのその様子にただならぬものを感じ、齢300とも言われる老メイジを注視する。 オスマンはもしやポックリ逝ってしまっているのではないかと思うほど黙りこくった後、ようやく口を開きこう言った。 「コルベール君、彼がガンダ―ルヴかもしれんことは内密にするんじゃ。 王宮の連中が聞きつけたらミス・ヴァリエール共々どうなるか分かったもんじゃないわい」 コルベールもそれを聞くと心当たりがあるのか、暗い顔になった。 ガンダ―ルヴの異名は「神の盾」。 幾千の軍にも匹敵した、戦闘に特化した使い魔だと伝えられている。 目的のためには手段を選ばぬところのある政治家達がその存在を掴んだら利用されるか、あるいは……。 「分かりました。彼のことは内密にしておきましょう。 それにしてもあの動き、本調子だったらと思うと空恐ろしいですな。 ……いや、昨日の今日で普通に歩いてるのを見た瞬間から私は戦慄しましたが」 「伝説もさもあらんというもんじゃな。わしもあれほどの使い手は滅多に見たことがないわ」 比較的平静を保っていたオスマンも、内心では興奮していたのだろう。 彼らは気付かなかった。 学院長室の扉の裏、こっそりと盗み聞きをしている人影の存在を。 影はサイレントの魔法で足音を消すと、誰にも気取られずにその場を離れて行った。 前ページ次ページゼロの剣士
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第二話 勇者の名の下に 前ページ次ページゼロの影 ロサイスに到着したウィンプフェンは本国へ退却の打診を行ったが、即座に却下された。 突然連合軍の半数が寝返りド・ポワチエが戦死したなどと言われて信じられるはずもない。 繰り返し訴え続け、許可が出たときには貴重な時間が浪費されていた。 アルビオン軍主力の進撃が予想より早いことを告げられたウィンプフェンが頭を抱える。 「もっと……もっと早く撤退準備をすべきだった」 保身に走ったせいで全軍の乗船は間に合いそうにない。丸一日足止めする必要があるが、七万の大軍を相手にしては不可能だ。 空からの砲撃も駄目であり、重装備は失われ、打つ手は無いかに思われた。彼は考えに考え抜いて――閃いた。 「そうだ! “あれ”を使おう! 今ここで使わずしていつ使う! 伝令!」 ルイズとミストバーンのいる天幕へと伝令がやってきたのは夕方になってのことだった。 「ミスタ、ウィンプフェン司令官がお呼びです!」 「わたしも――」 「いえ、ミス・ヴァリエールは来なくて良いそうです」 嫌な予感がしたが逆らうわけにもいかず、彼女は檻に入れられた虎のように歩き回って待った。 彼が司令部から出てくるのを見て慌てて駆け寄ったが、尋ねても答えず街外れへ行こうとする。 「どこに行くのよ。なんで――」 ミストバーンはルイズに向き直ったが、やはり沈黙したままだ。その手が動いた瞬間ルイズの首筋に衝撃が走り、視界が暗くなった。 近くにいた人間に彼女を船に送り届けるように伝え、町外れへ向かう。一度も振り返らず前だけを見据えて。 時刻は少し遡る。 司令部を訪れた彼に、ウィンプフェンは喜びを顔中ににじませながら芝居がかった動作で両手を広げた。 部下達はなぜそれほど大仰な態度で接するのかわからず視線で尋ねあっている。 ウィンプフェンは咳払いし、高らかに告げた。 「よく来てくれた。用件は他でもない、元の世界へ戻る手がかりについてだ」 わずかに表情が動いたが、興奮を抑えるように拳に力を込める。 「先ほど入った情報によると、光り輝く扉が現れたらしい。召喚のゲートに似た、な」 地図の一点を指し示す。 「この丘の周辺だ。行くかね?」 (夢が……告げたのか?) 丘の上に光の扉が出現し、そこから元の世界に帰るという夢。託宣だと考えても仕方ないほど、ただの夢で片付けるにはあまりにも鮮烈なものだった。 しかも一度だけではなく繰り返しだ。最近は毎日のように見ている。 いずれハルケギニアを去るという確信に近い予感を抱いていたが、的中したのだろうか。 証拠としてウィンプフェンは兵士の証言の書かれた書類などを出して見せた。 目を通したミストバーンは今にも出て行きたい様子だったが、ウィンプフェンが渋面を作り唸る。 「今からでは敵と接触するかもしれん。いきなり攻撃されることはないと思うが慎重に行かないと……。駄目だった場合船に乗れんことになる」 「かまわぬ」 背を向け、司令室を出ようとした彼を慌てて呼び止める。 「ミス・ヴァリエールにはこの情報を知らせるな。余計な時間を消費し、敵と接触したり扉が消えたりする可能性が高まる」 返ってきたのは沈黙だけだった。 彼が出て行ったあと、部下達が顔を見合わせ恐る恐る発言する。 「本当によろしかったのでしょうか。いくら元の世界に戻るためとはいえ危険すぎます。接触の可能性はきわめて高く――」 ウィンプフェンはにやりと笑い、腕を組んだ。 「いいのだ。むしろそれが狙いだ」 「それはどういう……?」 「アルビオン軍に情報を流しておいた。『虚無の影』が単騎で偵察に現れる、この機を逃すと被害は広がるばかりだから今叩き潰せと」 「な、なぜ!?」 「決まっている。足止めだ」 兵士の一人が納得しがたいというように叫んだ。 「ならばなぜ、騙すようなことを仰ったのです!? 最初から殿を命じればよかったではないですか!」 ウィンプフェンは嘲りと哀れみを足して割った表情で相手を見つめた。こめかみを指でトントンと叩き、ゆがんだ笑みを浮かべる。 「騙すなどとは人聞きの悪い。彼はトリステインの人間ではない、素直に従うはずもなかろう」 以前彼の境遇を聞いた後、利用できるように証拠の類をでっちあげていた。それを今回使ったのだ。 毒を飲まされたような表情の兵士達へ両手を広げる。 「『虚無』は未知数だ。うまく使えばさらなる大軍をも撃退できる可能性を秘めている。だが、使い魔の方はいくら強くとも兵士の力に換算できる」 ここで使うのがちょうどいいということだ。完全に使い捨ての道具として扱っている。 「し、しかし……!」 言い募ろうとする兵士は言葉を飲み込んだ。 追い詰められたウィンプフェンは精神の均衡を手放しかけている。普段押し殺し、表に出さない本音を迸らせている。 常の彼は慎重なだけでここまで言うような人物ではなかった。だが、極限まで高まった焦りや恐怖が彼を行動に踏み切らせた。 「素晴らしいじゃないか! 英雄! 救世主! まさに“勇者”だ!!」 目を血走らせ、熱に浮かされたように叫ぶ彼とは反対に兵士達の面は凍っていく。 「彼がもし帰還したらどう言い訳なさるおつもりですか」 「嘘はついておらんのだ、責められるいわれは無い。せいぜい派手に暴れてから死んでいただきたいものだ」 扉が現れた“らしい”と言っただけで断定はしていない。危険についても説明し、警告した。だから非難される筋合いはない。 ルイズは名家中の名家の令嬢であり後で揉めることもあり得る。 一方ミストバーンは異世界の住人で人間ではない。潰し合うだけ潰し合って死んでほしいというのが正直な気持ちだった。 「“勇者”の健闘を祈ろうではないか、諸君」 己の正義を確信しきった口調に兵士達は項垂れた。 誰かがしなければならないことをこんな形で押し付けたウィンプフェンも、止めようとしない自分達も、情けなかった。 馬を駆るミストバーンへ、背の剣が歯に物の挟まったような言い方で呟いた。 「なあ相棒、言っとくぜ。どーもキナ臭えから気をつけろよ。……調子悪いんだろ?」 痛いところをつかれ反論できない――そんな沈黙だった。 本来ならば力を抑えても脆い人体などひとたまりもない。だが、手加減したとはいえ人間の少女が気を失うだけで済んでしまった。 時間が惜しいとはいえウィンプフェンを締め上げて真偽を確かめることもしなかった。 「なんで一人で行くんだよ。危ないことに付き合わせたくないってか?」 デルフリンガーはそう言っているが説明する時間が惜しく、うるさいから黙らせただけだ。 扉が見つからなかった時に最大の手がかりは“丘の扉”から“ルイズ”に戻る。アルビオン軍と接触し、殺されては困る。 それを聞いてデルフリンガーはムッとしたようだった。 「……この冷血」 デルフリンガーの呟きとともに日に照らされる丘の姿が見えた。 丘に近づくにつれて、逸る気持ちを抑え馬の速度を落とす。敵軍の姿は見当たらず気配も感じないが、慎重を期すに越したことは無い。 (この身体はバーン様のものだからな) 相手が人間だからといって喧嘩を売って回る気はない。速やかに戻れればそれでいい。 周囲を確認しながら少しずつ進んでいく。 丘の上に扉は無いようだがとりあえず登り、敵軍がどれだけ近づいているか、扉が近くに無いか確認するつもりだった。 「無かったらどうすんだ?」 「キメラの翼を使う」 所持していた道具や貨幣は預けてきたが、いざという時のために残ったキメラの翼二枚のうち一枚を持ってきていた。 (だが――) そこから先の言葉を打ち消す。 斜面をゆっくり登っていく間思考は取り留めもなくさまよっていた。 思い出されるのは桃色の髪の少女。彼が人間の敵だと知って戸惑いを隠しきれない様子だった。 このまま永遠に別れることになってもそう影響は無い。いずれ新たな使い魔を――害のない者を召喚し、契約するだろう。 “ゼロのルイズ”と呼ぶ者もいるが、彼はルイズを“ゼロ”だとは思っていなかった。 努力し、誇りを見せ、強大な力を得たルイズは尊敬に値した。彼女は自分の力で偉大なメイジになるだろう。 そこまで考え、軽く首を振る。主の元へ戻ればくだらぬ感傷など消えるはずだった。 ――主の元へ、戻れば。 前ページ次ページゼロの影
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公式Q&A/ポップンミュージック6 公式Q&A/ポップンミュージック6 概要 Q&A一覧 1:エキスパートモードで、コース完走後のリザルト画面と、パスワード画面でのスコアの表示形式が違うのですが?どちらのスコアを競う事になるのでしょうか? 2:BM2DXみたいに、オリジナル曲募集なんてものはやらないのでしょうか? ポップンでそーゆーのも面白いかなー・・・と思ったので。 3:ポップン音頭に振り付けはありますか? 4:「サウンドCD」はいつでるのでしょう?? 6の曲を正しく聞きたい(^0^)のです。 自分が演奏すると、?なものが多々・・・あるので。おしらせなどして頂けますか?? 5:ステップアップチャレンジについて質問なんですが、タイトル画面が緑色になった台でやってもgreenのついた曲が出てきません。どうしてでしょうか? ・・・もしかしてnormalじゃ出てきませんか?あと、normalでもExステージの曲が出来ると聞いたんですけど本当でしょうか? 6:ステップアップチャレンジのエントリーをする際にプレイしたお店の名前がないため、ランキングに表示されないのですが、、、 7:なぜポップンミュージックは9ボタンになったんですか? 8:ポップンのキャラクター本がでるという噂を聞いたのですが本当ですか? バージョン別 関連リンク 概要 ポップンミュージックシリーズの公式Q&Aで、過去に取り上げられた質問を記載。 ここではポップンミュージック6公式に掲載の質問内容となる。 本wikiでは公式ページに掲載された回答の文章をそのまま枠内に記載。 ただし、後に回答内容とは異なった変化が生じた場合に、補足として枠外に記載。 Q&A一覧 1:エキスパートモードで、コース完走後のリザルト画面と、パスワード画面でのスコアの表示形式が違うのですが?どちらのスコアを競う事になるのでしょうか? saito コースプレイ中のスコアは、1曲を100,000点で計算したスコアです。パスワード画面のスコアは、計算方法が異なります。パスワード画面のスコア=400,000×(*1)/(コースの合計ポップくん数×2)ポップ君が少ない曲でのミスは、点数に大きく影響します。ポップ君が多い曲でのミスは、点数に余り影響しません。上記計算式で、そういった曲ごとのバラツキを抑えています。インターネットランキングではパスワード画面のスコアで争います。判りづらくて反省。 (saito) ※beatmaniaやbeatmaniaIIDXシリーズ、アニメロ2号で用いられている、JUST GREAT(COOL)=2、GREAT=1として計算したスコアの方式と原理は同じ。 プレイヤーに誤解を招くものだったので、次作ポップンミュージック7からのコースで競うスコアは、各ステージの得点の合計がコースのスコアとして反映される形に変更された。 2:BM2DXみたいに、オリジナル曲募集なんてものはやらないのでしょうか? ポップンでそーゆーのも面白いかなー・・・と思ったので。 shio 残念ながら今のところ曲の募集は予定していないのですが、プレイヤーのみんなも何かで協力してもらってスタッフになれちゃう!みたいな企画があったらおもしろそうですよね。(考えてみようかな。どうかな??)みんなにも参加してもらってどんどん一緒にポップンを育ててあげられたら、なかなかステキですよね。 ※約10年半後に、WE LOVE ポップンミュージック みんなでつくって20 ~アーティストはキミだっ!~の企画が立ち上げられた後、この企画内で「ポップンミュージックオリジナル楽曲コンテスト」として実現することとなった。 3:ポップン音頭に振り付けはありますか? shio そんな野望も昔はあったのですが、今のところないです。 夏に向けて作ろうかな??「振付け募集中」とサイモンマン#?氏も言ってましたので、みんなもオリジナル振り付けを考えてみよう! 4:「サウンドCD」はいつでるのでしょう?? 6の曲を正しく聞きたい(^0^)のです。 自分が演奏すると、?なものが多々・・・あるので。おしらせなどして頂けますか?? wac 毎度。こんにちwac。流行らせますか。流行りません。サイモンマンが逃亡中なのでこんにちwacが答えます。流行らせますか。勘弁して下さい。ポップン6のサントラは6月27日発売予定だそうですよ奥様。おこづかい貯めて待ってて下さい。CD屋さんで予約をしておくとゲット確実。同日発売の他のサントラにアルバム売り上げランクで負けないように頼むぜポッパーズそういえばこのサントラ用のミックスを作るためにサイモンマンとNazo2さんとで山へ合宿にいきました。超爆音で目覚ましが鳴っても電話がなっても目覚める兆しのないサイモンマンが印象に残っています。 ※pop n music 6 original soundtrackを参照。 5:ステップアップチャレンジについて質問なんですが、タイトル画面が緑色になった台でやってもgreenのついた曲が出てきません。どうしてでしょうか? ・・・もしかしてnormalじゃ出てきませんか?あと、normalでもExステージの曲が出来ると聞いたんですけど本当でしょうか? masaru チャレンジモード以外では出来ません。 6:ステップアップチャレンジのエントリーをする際にプレイしたお店の名前がないため、ランキングに表示されないのですが、、、 プレゼント担当おねーさん 大変申しわけございませんが、「ステップアップチャレンジランキング」は、事前にご登録いただいた御店舗の順位を競うランキングとなっております。登録期間中に専用のFAX用紙でご登録いただいていない御店舗はランキング表示はされません。ご了承くださいますようお願い申し上げます。しかしながら、ランキングに名前が表示されていない場合でも、ご登録いただいた方の中から、抽選で景品をプレゼントがございます。是非、チャレンジしてみてください。 7:なぜポップンミュージックは9ボタンになったんですか? saito 実は今のスタッフでこの答えを知る人間はいません。何故なら、当時の企画書ではボタンが11個だったからです。謎です。今回の調査で唯一判明したことは「赤ボタンは2人の手が重なり合うラブラブボタン(!)」です。愛です。 wac その後、当時を知る数少ない人、サウンドのHiro総長にお話を聞く機会を頂きました。押忍。「9個がちょうどよかった」そうです。あとやっぱり「赤はラブラブボタン」だそうです。みんなカップルになって手を触れ合おう。 8:ポップンのキャラクター本がでるという噂を聞いたのですが本当ですか? shio なかなか情報通ですね。というかお知らせが遅くなってスミマセンでした。というわけで、みなさんからたくさんご要望いただいてたポップン本がついに8月10日発売予定だそうですわよ旦那様。ご購入予定の方は本屋さんで予約しておくと確実ですよ。本のタイトルは「キャラクタービジュアルガイド」ですが、ポップン全シリーズの歴史や隠し要素もカバーのポップンクロニクル的な本になっていますよ。バイク便で届いた校正用の原稿は推定2kgはあったと思うすごいボリューム!キャラの方も全106キャラの紹介とアニメーションパターンまで載ってるという、デザイナーにとってはなんというか自分の内臓を公開されているようで切なはずかしな本なのですが、よかったらどうぞなのです。 バージョン別 公式Q&A/ポップンミュージック5 公式Q&A/ポップンミュージック6 公式Q&A/ポップンミュージック7#? 公式Q&A/ポップンミュージック8#? 公式Q&A/ポップンミュージック9#? 公式Q&A/ポップンミュージック10#? 公式Q&A/ポップンミュージック11#? 公式Q&A/ポップンミュージック12#? 公式Q&A/ポップンミュージック13#? 公式Q&A/ポップンミュージック14#? 公式Q&A/ポップンミュージック15#? 公式Q&A/ポップンミュージック16#? 公式Q&A/ポップンミュージック17#? 公式Q&A/ポップンミュージック18#? 公式Q&A/ポップンミュージック19#? 公式Q&A/ポップンミュージック20#? 公式Q&A/家庭用ポップン1~5#? 公式Q&A/家庭用ポップン6~10#? 公式Q&A/家庭用ポップン11~14#? 公式Q&A/システムなど 関連リンク その他関連#?
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七 ゼロ 前ページ次ページゼロの影 ルイズは今までとは比べ物にならぬほど悩んでいた。 フーケ達にすぐに事情を知らせ、聞いた話と合わせて考えた彼女は以下のような結論を出した。 ティファニアの魔法『忘却』は、記憶の鎖を切り離し、つなぎ直すようなものである。 帰還への執着を和らげようとしたが、主の存在によって深くつながっているため一部だけ切り離すことができず、丸ごと抜き取る形で効果が発揮されたらしい。 直後にティファニアが意識を失ってしまったのも無理はない。数千年分の記憶を操作するなど初めての経験であり、消耗が激しくいまだに体調が回復していないとのことだ。 心の大半を占める記憶の鎖が切り離され闇に沈んだ結果、残りの欠片はバラバラでほとんどつながっていない。 つまり、今の彼は心が砕け散った状態にある。 最も大切なものを奪われ、自身を支えてきた柱を折られた彼は抜け殻になっている。 以前の沈黙は感情を窺わせたが、それもない。何の意思も持たぬ人形――それも壊れかけのものを連想させる。 もっと言うことを聞いてほしいと思っていたが、こんな姿を見たくはなかった。 今の彼を動かしているものは残った心の欠片も含まれているのか、ルーンの働きだけか。それさえわからない。 予想していた形とは違うが、彼が彼でなくなるかもしれないという予感が的中してしまった。 夕日を浴びて佇む彼は砕けたはずの心が痛んでいるように見えた。目をそむけたくなる姿だった。 彼は間違いなく苦しんでいる。何を失ったのかもわからないまま絶望している。 心を痛めるルイズやワルドと違い、キルバーンだけは気楽な態度だ。 「こんなことしたら怒るかな?」などと言いつつ首飾りの部分に可愛らしい真っ赤なリボンを結びつけたりしている。 友人の心が砕けたことについて心配しているようには見えない。 ルイズが抗議すると笑いながら答えた。 「だってミストだよ? バーン様のことを忘れたままなんてあり得ないよ。そのうち心を取り戻すって。百年か、二百年か、もっとかかるかもしれないけど」 のんびり呟くキルバーンをルイズが睨みつける。 「今のミストの心は魔界そっくりだろうねえ。暗闇に閉ざされた――地獄のような世界さ」 ルイズがますます眼に力を込めると手をひらひらと振ってみせた。 「ちょっと退屈だけど元々無口だし……。キミたち人間の方が何とかできるんじゃないの? 愛とか勇気とか絆の力でさ」 (こいつの口から言われると鳥肌立つわ) 救われるはずの楽観的な言葉も、この時ばかりは腹が立った。 一方、眠りから覚めたウェールズはいくら話しかけても反応すらしない彼に困惑して首をひねった。 記憶を闇に沈められた結果心が砕けたと告げると、顔に浮かんだのは憂慮ではなくまぎれもない怒り――それもひどく暗いもの――だった。 ルイズが意外そうに見つめるとすぐに消えてしまったものの、見間違いではない。視線を避けるように部屋の中を歩き回る。 「心当たりはないかい? 彼の記憶や心を取り戻すための何かに」 もちろんある。彼の主だ。だが、今大魔王からの声は届かなくなっている。 最大の望みが潰えた今、道しるべは無い。 ただ単に主のことを語って聞かせても心には届かないだろう。 そこで、キルバーンがタルブの村まで行くことを提案した。 ルイズは草を踏みしめ、風を吸いこんだ。 タルブの村近くの草原に立った彼女らは夕焼けを待っていた。 壮絶なまでの美しさを誇る草原ならば彼の心をも蘇らせるのではないか。名を冠する通り“奇跡”が起きるのではないか。 ゆっくりと太陽が沈みゆく中、ルイズとワルド――休暇届を出して共に訪れたのだ――は待った。ウェールズは感情を押し殺した目でミストバーンを見つめている。 草原が血のような赤に染まる。視界いっぱいに炎に焼き尽くされたような景色が広がる。 ルイズは期待に満ちた眼差しで彼を眺め、悲しげに笑った。 何の反応も無い。 「そう……よね」 奇跡が簡単に起これば誰も苦労しない。 彼自身奇跡を全く信じていないのだ。苦しい時だけ頼みにするつもりもないだろう。 『見事だ……ルイズ』 今までずっと“ゼロのルイズ”と呼ばれてきた。彼が、彼こそが、初めて“ルイズ”と呼んでくれたのに。 認められ、救われた。今まで戦ってくれた。それに自分は応えることができたか。 ――否。何もない。何もしていない。 何のために召喚したのか。自分が召喚しなければ良かったのではないか。 一度疑い出すと止まらない。 肩を抱くワルドの手の温もりさえ疎ましく思えた。 どれほど時間が経ったのかわからない。 キルバーンは友人の心が戻らないことを確信し、手を取って歩き出した。 「こっちだよ、こっち」 人形のような動きでふらふらと歩く彼を連れて歩く。目的の場所まで来てから距離をとって指をパチリと鳴らすと、どこからともなく現れたトランプのカードがはらりと地面に落ちた。 「殺しの罠(キル・トラップ)、発動」 言葉とともに十字架が草原から生え、手足に茨が絡みついた。金色の炎が立ち上り、磔にされた体を焼く。 さらに、ルイズ達の足元にもトランプのカードのような模様が現れた。帯のようなものが生え、彼らを捕らえようとする。 ワルドが反射的にルイズを抱いて、地を蹴ってかろうじて逃れた。動きを封じるためのもので殺傷能力は無いようだ。 杖を抜いて詠唱したが、金色の炎は風の魔法では消えない。時折金の中に銀色が混じり燃え上がる。 「キャハハハハ! 燃えちゃえ燃えちゃえ!」 キルバーンの肩に乗った使い魔がケタケタと笑う。可愛らしい外見や無邪気な声に反して喋る内容は残酷だ。 ルイズが呆けた表情で呟いた。 「あんた何やって――」 「何って……お仕事だよ」 死神の仕事――すなわち命を奪うこと。 「あいつの友達じゃ、なかったの?」 かすれ、ひび割れた声に肩をすくめてみせる。 「残念だけど仕方ないよ。ボクは敵対する陣営から送り込まれたんだもの」 彼の名はそのまま背負った任務を表している。 キルバーン――大魔王バーンを殺す使命を帯びた死神。 隙あらば命を刈り取ろうとする危険な存在を、大魔王はそれもまた一興と笑いながら受け入れた。 ミストバーンも彼の役目を知っている。その上で友として付き合ってきた。 彼が現れた時に言った「協力する義理はあっても義務はない」という言葉は、主の命令で協力していただけという意味だった。 「ボクの本当の主――冥竜王ヴェルザー様は命じられた。ミストが抜け殻になっている間に、確実に始末しろってね」 大魔王と連絡をとれず闘志をも完全に失っているのなら、絶好の機会だ。 ミストバーンこそが大魔王の誇る最高の忠臣であり、強大な力を持っている。彼を仕留めれば大魔王の力は大きく削がれる。 そうなれば魔界の勢力図を一気に書き換えることも十分可能だ。配下の竜たちも強力な冥竜王の陣営と比べると、大魔王は他に目立った部下がいない。 大魔王の絶対の忠誠を誓う彼がいるのといないのとでは暗殺成功の可能性も全く異なる。 力を解放すれば大魔王より強い彼は、敵対する勢力にとっては邪魔者にしかならない。 「あのお方は欲深いんだ。……人間みたいに」 ヴェルザーは将来ハルケギニアへの侵出を狙うかもしれない。もし彼が魔界に戻れないままでも、存在そのものが障害になる。 「うっかり封印が解けないように呪いのアイテムつけといたから、真の力は発揮できないよ」 死神の指差した先――首飾りに結ばれていたリボンが不気味な光を放っている。 ルイズが見ていると消えてしまったが、光がまとわりついたままだ。どれくらいの間効果が発揮されるのか分からないが、しばらく解けることはないはずだ。 この地で葬ることを選んだのはキルバーンなりの思いやりだろう。 ミストバーンがハルケギニアで最も心を震わせた地で、彼を知る者達の目の前で、美しい炎を用いて葬る。 他の相手ならばすでに場を去っているだろうが、死を確かめるまでは動かないつもりらしい。 以前夕焼けを見た時に草原をうろついていたのは、罠を仕掛けるため。 ただの罠ではなく術者の意思で発動するため、アルビオン侵攻の際に戦った時は反応しなかった。 もっとも、当時は友に使用することになるとは予想していなかったが。 「これでもかなり迷ったんだよ? ゴージャスに逝かせてあげるか、ムードたっぷりに逝かせてあげるか。何しろ最高の友達だからね」 鎌の先端で焼かれる友人を指し示す彼の口調は、美しい景色を見ているようにうっとりとしている。 炎はおそらく闘気に近いエネルギーからできているのだろう。火あぶりにされている状態だが、苦痛の声一つ上げない。 「ごらんよ。あのニセモノの炎、自信作なんだ。あの色を出すのに苦労してね~」 無音のまま生命力が少しずつ削ぎ落される残酷な光景にルイズは顔色を失っている。先ほどの動きを封じる罠は観客席を設けるつもりだったのだろう。 「ずっと狙ってたの? こんなやり方で殺すのを!」 非難の声にキルバーンはクスクスと笑った。 「あれぇ? 敵(ボク)に何を求めるのさ。それに、キミもどこかで望んでたんじゃないのかな? こうなることを」 ルイズの顔が強張り、拳に力がこもった。 死神の言葉が鎌のように彼女の心を抉り、切り裂いたのだ。 こうするしかなかった、わざとではないという心の声をもう一人の自分がすぐさま否定する。 本当にこれしか手段が無かったのか。 どこかでこうなることを望んではいなかったか。 トリステインのためという名目で自分のためという想いを隠してはいなかったか。 苦痛を取り除くと言いながら、都合の悪いものも一緒に消えることを望んではいなかったか。 常に大魔王の安否を気遣っているであろう彼を見るたびに、黒く煮えた思いが湧き上がるのを止められなかった。 大魔王に絶対の忠誠を尽くすのに自分には心を許さない彼に、強大な力を持ちながら自分のために振るおうとはしない彼に、苛立ち嫉妬していた。 大魔王を心から敬う態度を見るたびに心の奥底に少しずつ黒い澱がたまっていった。 憎悪と呼ぶほど激しいものではなかったにせよ、全く無かったと言えば嘘になるだろう。 それに、なぜ彼に帰還への思いの一部を消すと言わなかったのか。キルバーンに押し切られた形になったが、説明しようと思えばできたはずだ。 答えは簡単だ。 説得する手間を惜しんだからではない。彼の怒りを買うのが怖かったからだ。 さらに、キルバーンがティファニアに続行を命じた時、確かに安堵した。「自分の責任は無くなる」という思いがなかったとは言い切れない。 (あの時逃げたんだわ。わたしは) ルイズは認めた。 自分の弱さを。 そして――死神に杖を向けた。 通常の魔法で消せないのなら、術者を倒すのが最も確実な方法だろう。 今まで彼が戦ってきた。 今度は自分が戦う番だ。 体が震えていることを彼女もわかっている。 これから戦おうとする相手は、フーケのような人情を残している敵ではない。 正真正銘の死神。絶望を与え、生命を奪う者。 正々堂々勝負するどころか、相手を罠に嵌めて喜ぶ性根の持ち主なのだ。残酷さだけで言えば間違いなくミストバーンより上だろう。 怖くないと言えば嘘になる。じわじわとなぶられた挙句、殺されるかもしれないのだ。 だが、退くわけにはいかない。 敵に後ろを見せない者を、貴族と呼ぶのだから。 「わたくしと一曲踊っていただけませんこと。ジェントルマン」 震えながらも杖を向ける少女に、死神はわずかに目を丸くして優雅に一礼した。 「……喜んで」 キルバーンがトランプのカードを虚空から取り出し、一枚を指で軽く弾いた。それを狙ったルイズが爆発を起こし、カードがバラバラに吹き飛んだ。 爆風を縫うようにして次々にカードが飛ぶが、爆破されていく。威力ではなく速度を重視した、弾くだけの爆発だ。 だが健闘を嘲笑うかのように複数のカードが彼女へと襲い掛かる。急所を狙ったのではなく、適度に傷を与えいたぶるための攻撃。 強靭な身体の持ち主とは言えない彼女は歯を食いしばり、苦痛を覚悟した。 しかし、突風がカードを巻き上げ吹き飛ばした。 「ワルド……!」 ルイズは顔を輝かせ、キルバーンは玩具を取り上げられたように不機嫌そうに舌打ちした。 「やっとそう呼んでくれたね、ミ・レィディ」 ワルドが微笑みながら彼女の傍らに立っている。 「言ったろう? 僕が君を守ると。あんな卑怯者ごとき敵ではないさ」 「……ええ、ワルド!」 キルバーンは面白いと言いたげに二人をまじまじと眺め、プッと噴き出した。 「お~怖い怖い。……キミが踊る相手はボクじゃないようだ、お嬢ちゃん」 ルイズは背中に何かが触れたのがわかった。 感触からすると、杖の先端だ。 それを握っているのは――ウェールズ。 いつしかその髪は黒く染まり、目は暗く濁っている。 裏切りが信じられず、凍りついたルイズに明るく楽しそうな声が降り注いだ。 「暗黒闘気に引きずられてミストを憎んでたから、ちょっとつついてあげたよ」 「何故……! 命を救われたのに」 ワルドの問いにウェールズは何も答えない。 ワルドはキルバーンを警戒していたからこそ、異変に気付けなかった。 滅びし王家の生き残りなのだから、何の変化も無い方が不自然だ。安易な慰めの言葉などかけられない。 そう思っていたため、暗い空気を纏っていても踏み込めなかった。 「殿下に、何を、したの?」 「知りたい? う~ん……ヒ・ミ・ツ」 明るく笑うキルバーンとは対照的に、ウェールズは別人のように荒んだ目をしてルイズに杖を突きつけている。 (これでは、動けぬ……!) 人質ではない。「動くな」と告げてもいない。 キルバーンにはルイズを生かしておく理由は無いのだ。些細なことで容易く生命を奪うだろう。 死神は楽しくてたまらないと言いたげに肩を震わせた。 「殿下はおっしゃいましたよね? “彼が憎い”と」 ルイズの願いに反して、ウェールズはかすかに、しかし確かに頷いた。 彼が一人にしてくれと頼み、ミストバーンが部屋から出て行った後、キルバーンが室内に現れた。 生命をつなぐために注ぎ込まれた暗黒闘気が心を蝕んでいると知った死神は、不安定な精神を闇の淵へと突き落とした。 「災難だよねぇ、助けた相手から恨まれるんだもの。そのうち諸悪の根源みたいな扱いされるかもね?」 気の毒だと言いたげに溜息を吐いたキルバーンはウェールズに告げた。 「いいよ、殺っちゃっても」 ルイズは死神を睨みつけた。 ミストバーンも邪魔者の命など紙切れ程度にしか思っていないとルイズにもわかっている。 だが、こうも思う。目の前の男に比べれば人情家だと。 死を覚悟した彼女だが、予測した痛みは訪れない。 突き付けられた杖は小刻みに震え、ウェールズの顔は苦痛をこらえるようにゆがんでいる。 「……できない!」 何かに抵抗するように杖が下がった瞬間ワルドが動きかけたが、キルバーンも同時に動いていた。 素早く移動した彼らの位置が変わり、ウェールズとルイズ、ワルドとキルバーンが向かい合う。 「おや、早速改心したのかな? 人形のハズなのに自分の意思があるみたいだ」 「卑怯だぞ、裏切り者ぉっ!」 小さな拳を振り上げて抗議するピロロを二人は睨みつけた。 「殿下はわたしが!」 ウェールズは完全に闇に染まったわけではない。心を取り戻せるかもしれない。 止めようとしたワルドは、彼女の燃えるような眼を見て何も言えなくなってしまった。 危険だが、ここは信頼して任せなければならない。 そう悟った彼はキルバーンに向かって高らかに告げた。 「一対一ならばかえって好都合というもの。このジャン・ジャック・フランシス・ド・ワルドが君に決闘を申し込む!」 前ページ次ページゼロの影
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【ドラゴンクエスト ダイの大冒険】に登場したオリジナルモンスターの一種で、 魔影軍団最強の鎧に暗黒闘気を吹き込むことで生み出された生きた鎧(リビングアーマー)。 【さまようよろい】や【じごくのよろい】、【キラーアーマー】の最上位種に当たるモンスターだと思われる。 黄金の鎧の怪物で、一つ目のように見える光が顔(?)の奥で輝いているその姿は某ロボットそっくりである。 【鬼岩城】襲撃時に【ミストバーン】の指令で呼び出され、3体が出現した。 【オリハルコン】の次に固い魔界の未知の金属で出来たその体は、 鎧武装フレイザードと同じく圧倒的なパワーとスピード、呪文は一切受け付けない特徴がある。 その事もあり、過去の脅威を知るポップ達は戦慄を覚えるが、 そこへラーハルトから託された【鎧の魔槍】を使いこなす修行からヒュンケルが戻ってきて彼と戦うことになる。 ヒュンケル曰く所詮は雑魚という旨の言葉とおり、最早彼にとっては敵ではなく、 アバン流槍殺法である【地雷閃】と【海鳴閃】で切り刻まれ、トドメに自身の必殺技のブラッディースクライドによってまとめて粉砕されてしまった。 鎧武装(アーマード)フレイザードに引き続き、一旦は新たなる脅威の対象となるかと思いきや 結局彼と同様にメインキャラクターの強さの引き立て役にされる事となった。
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第五話 最強の存在 前ページ次ページゼロの影 凍れる時の秘法を唱えたルイズが倒れるのをこらえていると、天空から光が降り注いだ。 「余の力を分け与えてやろう。見せてみるがよい、力を」 身体に力が湧きあがる。これならもう一つ魔法を唱えることができそうだ。 さらに『始祖の祈祷書』をめくると新たな文字が浮かび上がっている。その色は他のものと違っていた。 異質な力が流れ込んだことによって存在しないはずの文字が見えている――そんな感覚だ。 『異なる世界をつなぐ魔法をここに記す。光り輝くその扉の名は――旅の扉(ワールド・ドア)』 彼女は詠唱を始めた。彼を元の世界に戻すために。 力を取り戻したミストバーンはデルフリンガーを地面に突き立てた。 「そこで見ているがいい……」 「へっ、よーやく相棒から呼びかけてくれたのな。……遅ぇよ」 もはや武器を媒介とせずともガンダールヴの力を最大限に発揮できるということだ。左手のルーンは太陽のように全てを照らす閃光を放っている。 大魔王最強の武器は、己の肉体。彼は在るべき姿を取り戻し、存在そのものが武器となった。 彼の心は晴れやかだった。まるで雲間から差し込める太陽のように。 その姿が白い光と化し、迫るアルビオン軍を切り裂いていく。 ただの拳撃が神の鉄槌となって兵士達を吹き飛ばした。 無数の魔法が放たれるが防ごうとすらせずに飛び込み、突破する。白皙の美貌には傷一つついておらず、あれほど刻みこんだ傷は完璧に癒えている。 驚異の連続にアルビオン軍の兵達は思考停止寸前だったが、恐怖に動かされ襲いかかった。 しかし、無造作な手刀一発で空気が割れ、衝撃波が災厄の壁となって彼らを飲みこんだ。木の葉のように人間の体が軽々と宙を舞い、地面に叩きつけられる。 今の彼はワルドを追った時と同じ――否、遥かに超える力を持つ。 地面を力任せに殴りつけると巨大な亀裂が生じ、兵達の密集している所で火山の噴火のように爆発した。 素手とは思えぬ破壊力に情報が錯綜し、兵達が逃げ惑う。 ――あれは人型の兵器だ。 ――あれは伝説のメイジだ。 ――あれはエルフ最強の戦士だ。 ――あれは神の遣わした調停者だ。 無茶な内容の情報が飛び交うのも無理のないことだった。 一瞬後には全く別の場所に現れ、死と破壊をまき散らして消える。まさに神出鬼没で、悪夢が具現化したような存在だった。 炎球があらゆる方向から迫るのを、不死鳥の羽ばたきを思わせる掌撃が尽く弾き返し、術者を焼き尽くした。 槍の穂先や剣の切っ先がたまに突き立てられるが1サントも通らず、刃こぼれするか折れるかのどちらかだ。 ある者は鎧ごと手刀で切り裂かれ、ある者は武器ごと拳で打ち砕かれた。ある者は枯れ葉のように引き千切られ絶命し、ある者は血塗れの最期を迎えた。 「信じられんな」 将軍のホーキンスはぼそりと呟いた。 たった一人の若者に七万の大軍が怖れおののき、叩き潰されようとしている。その武器は両の拳だけだというのに。 その一撃で天地が叫び唸る。魔の時代の到来を予感させる力に抵抗も忘れ、ただ見ていることしか許されない。 伝説の力を見られるだけで、歴史の証人になれるだけで満足してしまうような青年の姿だった。 「勇者か――魔王か――」 どこか安らかな諦めの気持ちがホーキンスを包んでいた。 彼は将軍ではなく英雄に憧れていた。一人で不利な戦況をも覆す存在に。しかし、ミストバーンの戦う様を見ていると英雄という言葉すら虚しくなってしまう。 どうすべきか必死の形相で訊いてくる副官に簡潔に答える。 「退却するぞ」 「バカな、相手はたった一人ですよ!?」 「その一人に滅ぼされようとしているではないか。……見事だ。今の彼の強さ、この世のものとは思えん」 たとえ十倍の兵力があろうとも彼を殺せぬことをホーキンスはすでに悟っていた。 今すべきことは敗北の決まっている戦いに兵力を投入することではなく、被害を出来るだけ抑えることだ。 この光景を自分は決して忘れぬだろう――ホーキンスはそう呟き、大声で退却を指示した。 アルビオン軍が退却を始めると、ミストバーンは主からの指示で追おうとはせず丘の上まで戻った。 光の扉が現れ金の粒子をまき散らしている。その傍らには精神力を使いきったルイズが座り込んでいた。 ミストバーンはちらりと視線を向けたものの、彼を救った相手に何の言葉もかけず扉に歩いて行く。 そこへ大魔王の言葉が響いた。 「どうやらお前はその人間としばらく行動を共にしていたようだな。……そして、顔だけでなく力も見られた」 今にも扉に触れんばかりに近づいていた彼の動きがピタリと止まり、少女を振り返る。 大魔王の秘密に近づいた者は誰であろうと殺さねばならない。たとえ認め合った相手であっても。 それを悟ったルイズは震えながら尋ねた。 「わたしを……殺すの?」 ミストバーンはほんの少し俯いた。目元が髪に隠れて見えなくなる。 「あんたにとってわたしは帰るための手がかり……ただの駒にすぎなかったの?」 彼女の心を静かな絶望が支配していく。彼を召喚してから、ずっと認められようと努力してきた。 それも全て徒労に終わったのか。確かに通じるものを感じたのも偽りだったのか。結局元の地点から進んでおらず、ゼロのままだったのか。 そんなはずはないと心のどこかで声がするが、ミストバーンの返事は―― 「……ルイズ。その質問に対する私の答えは常に一つだ」 顔を上げ、誇りとともに答える。 「大魔王さまのお言葉は全てに優先する……!」 ルイズががくりと首を垂れた。疲れたような表情で、体を震わせながら俯く。 「そう……それがあんたの答えなのね」 言いながら彼女は理解していた。彼にとって大魔王への忠誠こそが最上であり譲れぬものなのだ。 それでこそ彼なのだと知っている。彼が彼であるために、どんな相手でも殺そうとするだろう。 彼の左手の輝きが薄れ、ルーンは完全に消滅した。 (わたしはここで――) 膝に力を込め、最後の力を振り絞って立ち上がる。 フーケのゴーレムを力を合わせて倒し、ワルドに殺されそうになったのを救われた。 『虚無』の力に目覚め、誰かから必要とされた。絶対に見られぬ光景を目にすることもできた。 全ては彼を召喚したことから始まった。だから、最期まで彼を真っ直ぐ見つめているつもりだった。 (ああ――言わなくちゃ) ずっと言おうと思って言い出せなかったこと。 「ありがとう……!」 命を救ってくれた。共に戦ってくれた。力になってくれた。何より――認めてくれた。 目的が何であれ、救われたことに違いは無い。疎ましく思うこともあったが今では感謝している。 率直な感謝の言葉にミストバーンは息を呑み沈黙した。その内心を窺い知ることはできない。 彼女は杖を下し、残された力を振り絞って立ち続ける。 もう爆発一つ起こすことができない。今にも倒れそうなのを気力で無理矢理こらえている状態だ。 それでも、彼がトリステインの者達を殺すことだけは止めるつもりだった。召喚した者の責任として。 彼女は杖を捨てて殴りかかった。全てが始まったあの時と同じように。 彼は避けようとはせず突っ立ったままだった。拳が頬に吸い込まれ、爽快な音が響いたというのに彼女の拳の方が悲鳴を上げた。 凍れる時の秘法がかかっているためいかなる攻撃も受け付けない状態にあることを忘れていた。 解除しようにもある程度時間を置かないと不可能だ。彼に勝てる可能性は万に一つも無い。 一撃をくらわせることができたのは指導成果の確認か、余裕の表れか。おそらくその両方だろう。 「……フム、見事だルイズ。威力、速度、ともに上昇している」 「ほ、褒められたって嬉しくないんだから!」 そう言いながらもルイズは笑っていた。 彼女は反撃の拳が迫るのを恐怖も感じぬまま見つめていた。 こうなることも覚悟の上で、彼の元まで来たのだから。 彼女にミストバーンの攻撃が届く刹那、動きが止まった。 制したのは彼の主。 「待て」 言葉を待つ二人へ楽しむような声が降り注ぐ。 「凍れる時の秘法を使い、異世界をつなぐ扉を作り出せる者などそうおらん。その気概も気に入った……余の部下にならんか?」 話の流れについていけずルイズは呆然としたが、勧誘されていると知って目を瞬かせた。 一度部下に引きこめば何らかの手を打ち、秘密を洩らされぬ自信があるのだろう。 (断れば殺される……わよね) しかし、大魔王に従うことは異世界での人間達との戦いを意味する。 ハルケギニアには大切な者達がおり、トリステインのためにこの力を使いたい。だから彼女は首を振り、きっぱりと告げた。 「わたし、行けないわ」 断られて怒るかと思いきや、大魔王は面白いというように笑っている。 「ふふ……まあよかろう。今ここでそなたを殺しては扉が消えるかもしれんし、他の目撃者を殺す時間もない」 声や力を送ることはできても自在に扉を形成するには至らない。可能だとしても遥か先のこととなるだろう。 一刻も早く全盛期の肉体と最高の部下を取り戻すべきだと判断したのだ。 緊張の反動で意識がもうろうとするルイズの前で、青年は扉を潜ろうとしている。 「わたしはあんたの――」 気づけば言葉が口から転がり落ちた。 ミストバーンがわずかに振り返り、囁く。その口元に浮かんでいるのは、ルイズが初めて見る――。 「お前は私の――」 その時光が彼を包みこんだ。太陽のような金色の光に飲み込まれ消えゆく背に、見たことなどないはずの大魔王の真の姿が重なった。 音の消えた空間で、瞼を閉ざし、静かに別れを告げる。 立場こそ違えど共感を覚えた相手へ。 ――さよなら……ミストバーン。 彼が消えた後に残されたキメラの翼を投げ上げると、今度はかき消されることなく彼女をトリステインへと運んでいった。 前ページ次ページゼロの影
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其の三 予感 前ページ次ページゼロの影 ある日、教師一同とルイズ達はオスマンの下に集められ、あれこれ騒ぎ合っていた。 巨大なゴーレムが宝物庫を破り、神秘の石と呼ばれる宝を盗み出したためだ。 さらにオスマンの秘書のミス・ロングビルから盗賊フーケの居場所を突き止めたという報告がもたらされた。 力があるため上に立つ貴族は、きっと誇りにかけて賊を捕らえようとするに違いない。 だが、その気概と実力を見ようと考えていたミストバーンの予想に反して誰も名乗り出ようとはしない。危険に怯え、尻ごみしている彼らは誰かが戦ってくれるのを待つだけだ。 苦しい時は力ある者にすがり、平和になれば掌を返す――人間を評した主の言葉が蘇る。 彼が失望の息を吐いた瞬間、杖が掲げられた。 その持ち主はルイズ。 認められるために行くつもりだ。 キュルケとタバサも同じく杖を掲げた。 教師達は反対したが、オスマンはコルベールから儀式の様子を聞き、ミストバーンが計り知れない力を持つと告げられていたため許可した。 彼女らにミス・ロングビルを加え、フーケ討伐隊が結成された。 フーケが潜んでいるのは森の廃屋だと情報を掴み、深い森の中に入っていく。 目当ての小屋を発見し、ルイズは無意識のうちに期待に満ちた目で使い魔を見つめたが反応は無い。 いきなり頼ろうとしていたことに気づいた彼女は赤面し、気配を殺して自分で中の様子を窺った。 誰もいないため五人は一度小屋の中に入って手がかりが無いか探すことにした。 部屋には埃が積り汚れきっていた。テーブルの上にお取り下さいと言わんばかりに無造作に青みを帯びた石が置いてある。石は拳ほどの大きさで握るための柄がつけてあった。 「これが神秘の石? きれいね」 警戒しつつキュルケが手にとって眺め、美しさに溜息を吐いた。ミス・ロングビルは輝きに魅せられたように爛々と燃える目で見つめていたが、我に返って咳払いした。 神秘の石を持って目を細める。 「もしかするとフーケを捕らえるのに役立つかもしれません。使い方をご存じですか?」 キュルケとルイズ、タバサまでもが首を横に振ると彼女は残念そうに肩を落とし、偵察に行くことを告げた。 キュルケとタバサが小屋に残り、ルイズとミス・ロングビルは森の中に踏み込んでいく。気配を感じさせぬままミストバーンもついていく。 いくら辺りを調べてもフーケの痕跡はなく、退屈してきたルイズは疑問をぶつけた。 馬車に乗った際彼女が御者の役目を果たしたのだが、ずいぶん手慣れていた。手綱を握るのは普通付き人に任せておくものである。 理由を尋ねると、彼女は穏やかに微笑みながら貴族の名を失くしたためだと答えた。オスマンが貴族や平民にこだわらないからこそ秘書をしていられる。 「ありがたいことですわ。もう少しセクハラをどうにかしてくれれば言うことはないのですけど」 困ったように笑う彼女から日々のセクハラについて聞かされたルイズは天を仰いだ。 「やめてしまえばいいじゃない」 「……養うべき家族がいますから」 その眼は、大切な者のためなら何でもできると語っていた。 ルイズが見とれると、照れたのか頬がかすかに赤く染まった。 結局成果は無く、小屋まで戻ることに決めたミス・ロングビルが首をかしげた。 「あなたの使い魔の姿が見えないようですが」 「うそっ!?」 ルイズが慌てて周囲を見回すと使い魔の姿はない。 愛想を尽かされたのかと思い、焦りながら散々視線を動かした後でようやく空に――それもかなりの高さに浮かんでいることに気づく。 「飛べるなんて知らなかったわ」 虚無の曜日の買い物はキュルケとタバサの協力を得て風竜に乗ったため知る機会が無かった。訊かれもしないのにわざわざ知らせるような性格をしていないせいでもある。 苛立った彼女の注意が完全にミス・ロングビルから逸れた瞬間、小屋の方から悲鳴が聞こえた。 見ると巨大なゴーレムが屋根を吹き飛ばしたところだった。 瞬時に反撃の態勢を整えたタバサが竜巻を起こし、キュルケが火炎で包みこむ。だが全く効果は無い。 二人が退却するのを空中から冷静に観察していたミストバーンは、続いてルイズに視線を向けた。 ある程度接近した彼女は杖を振りかざし、爆発を起こした。それでも表面が弾けるばかりで倒すのは不可能だとわかる。 「ヴァリエール! 早く逃げなさい!」 キュルケの言葉にルイズは首を振った。 「いやよ! ゼロのままでいたくないもの! ……わたしは貴族よ。魔法が使える者を貴族と呼ぶんじゃないわ」 さらに杖を振り、ゴーレムの胸を狙う。 「敵に後ろを見せない者を、貴族と呼ぶのよ!」 その言葉はミストバーンにも届いた。 彼は、沈黙していた。 彼の主は、にやりと笑った。 ミス・ロングビルは、舌打ちした。 (とっとと逃げろってんだよ) 彼女こそ土くれのフーケ本人であった。 盗んだはいいが効果のわからない神秘の石の使用方法を何とかして聞き出し、トンズラするつもりだった。 神秘の石が使えない以上逆転の可能性は無い。余計な抵抗はせず、大人しく退いてくれれば手間が省ける。 いざとなれば殺人もためらわないが、貴族とはいえさすがに子供を惨殺するのは後味が悪い。 友人を見捨てられない二人がルイズを救おうと奮闘しているが、上手くいかない。 炎や氷、爆発ではゴーレムに与えられるダメージなどたかがしれている。もうすぐ精神力が尽きるはずだ。 「さよなら……」 どこか悲しげに呟いた彼女の体が衝撃に揺れた。 (え?) 彼女の眼が、腹部から生える銀色の輝きを見た。冷たい感触が焼くような痛みに変わるのを、痺れた脳が察知した。 口から血をこぼしながら後ろを振り返る。 戦いに加わっていなかった使い魔が、いつの間にか背後に立っていた。 その眼光の冷たさに背筋が凍る。 「死に……たく、な――」 唇が動いた。まだ死ねない。大切な家族を遺して死ねるはずがない。 だが、視界が次第に暗く染まっていく。体が抱えられるのをぼんやりと感じながら、彼女の意識は闇に沈んだ。 ゴーレムが急に崩れたのを見て首をかしげたルイズ達は、血まみれのミス・ロングビルを抱えて現れたミストバーンの姿に顔をひきつらせた。 彼女は口元と腹部を赤く染め、ぐったりしている。 「あんたが殺したんでしょ!?」 「何故ミス・ロングビルを殺したの?」 ルイズの糾弾にキュルケとタバサも杖を構え、鋭い視線を向ける。 ミス・ロングビルの身体を無造作に地面に放りだしたミストバーンは淡々と呟いた。 「生きている。その女が盗賊だ」 ルイズ達の魔法を一通り確認し、連携や気概も見た。光るものがある彼女らが殺されないように術者本人を攻撃したのだ。 使い魔のルーンには言葉がわかるようになるなどの特殊な効果がある。 術者を探ろうと彼が意識を集中させた瞬間ルーンが輝き、彼女とゴーレムをつなぐ力の流れが視えたのだ。 それを伝えることはできないが、何よりの証拠が崩れ去ったゴーレムだ。 秘書をしていたのも宝物庫を探るため。目撃者の話など適当にでっち上げただけだ。 答えがわかってしまえば頷けるが、どんどん顔が蒼くなるフーケを見てルイズが泣きそうな表情になった。 「お願い、助けて……!」 自分達を殺そうとしたことも、犯罪者であることもわかっている。ここで命を落とさずとも、いずれは処刑されるということも。 だが家族について触れた時の、彼女の優しい目を忘れることはできない。 一方ミストバーンは混乱していた。 殺されそうになったのに助けろと言い出すなど全く理解できない。観戦していた主にどうすべきか問いかける。 『治してやれ。役に立つかもしれん』 儀式の時と違い、今度の声は彼一人にだけ届けられた。 小さく頷き、フーケが持っていた神秘の石を掲げる。すると光がこぼれ、腹部の傷がゆっくりとふさがっていく。 「神秘の石って……傷を癒すものだったの?」 「本当の名は賢者の石という。私の世界にあるものだ」 顔色が戻ったフーケは呻いて目を開けた。ルイズがほっとしたように息を吐くのを不思議そうに見つめる。 「ルイズが、あんたを助けてって言ったのよ」 「……そうかい」 意識を取り戻したフーケは抵抗する気力を失い、大人しく縄についた。 馬車に向かう間彼女はほとんど喋らなかったが、ルイズに礼をポツリと述べた。 盗賊を捕らえ、帰還の途についたルイズ達は全員疲れた表情をしていた。 ゴーレムとの戦闘のせいというより、命を奪われかけたフーケの姿が脳裏に焼き付いて離れないためだ。 「あんなにあっさり殺そうとするなんて……」 思わずこぼれた呟きに返ってきたのは、素朴な疑問の声だった。 「あの程度で人間は死ぬのか?」 「当たり前じゃない!」 認識が根本的に間違っていることを感じたルイズの声は上ずっている。 それを聞いた彼は考え込んだ。 ルイズ達を評価しただけでなく、巨大なゴーレムをあっという間に作り出すフーケも認めたため止めるだけのつもりだった。しかし、実際は危ないところだった――らしい。 敵は殺す場合が大半であったため手加減の仕方が掴めていない。特に、魔物や魔族と違って脆弱な人間を相手に加減するのは難しい。 うっかり芽を摘まないようにしなければ、と決意するミストバーンとは対照的にルイズは何をどう言えばいいのか途方に暮れていた。 もしかしたら次は自分が殺されるかもしれない。それこそ虫を踏み潰すように。 (で、でも、賢者の石を使ってフーケを治したじゃない) ほんの一筋の希望を見出したルイズは、それが主の命令によるものだとは知らない。 馬車の中には冷えた空気が立ち込めていた。 前ページ次ページゼロの影